観光案内
乾徳山 恵林寺
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- 駐車場あり
信玄公ゆかりの地を訪ねて
乾徳山恵林寺は、臨済宗妙心派の名刹で、元徳2年(1330)に夢窓国師が創建しました。甲斐国戦国武将である武田信玄の尊敬を受けた快川国師の入山で寺勢を高め、信玄公は恵林寺を菩提寺と定めました。
黒門
恵林寺の総門である黒門の扁額には「雑華世界」とあり、この先が悟りの世界であることを告げています。
四脚門
徳川家康によって再建された当時のもので、国の重要文化財に指定されています。
参道を抜け、四脚門をくぐると荘厳な三門が現れます。
山梨県の重要文化財である三門。
この三門には織田信長の焼き討ちに遭い、壮絶な火定を遂げた快川国師の遺偈が掲げられている。三門はそんな悲劇の場所に建てられています。
開山堂
三門をくぐって正面に見えるのが甲州市指定文化財の開山堂です。
開山堂を過ぎ、日本有数の大庫裡から本堂へ。
枯山水式の方丈庭園が手前にある本堂にはご本尊の釈迦如来が安置されています。
うぐいす廊下
侵入者を知らせるきしみ音が鳴るように作られた廊下を歩くと、うぐいすの鳴くような音が聞こえてきます。
武田不動尊
武田信玄公が生前に対面で摸刻させたという、等身大の不動明王が安置されており、「武田不動」として尊崇されている。
信玄公墓所
1573年、53歳で亡くなった信玄公が眠っている。命日である4月12日には毎年供養が行われています。※通常非公開(毎月12日のみ特別公開)
うぐいす廊下、武田不動尊をお詣りしたその次は、新拝観路『冥歩禅』へ。
真っ暗な闇の中を歩きながら自分自身の心に向き合い、祈りの思いを確かなものにした上で、再び光の満ち溢れるこの世界に戻ってきていただくための瞑想路です。
日中であっても、何も見えない暗がりが続きます。視覚には頼らず、手探りで歩きながら進みます。その途中に3カ所、武田家所縁の文様『御紋(ごもん)』が用意してあります。暗中を進む中で探してみましょう。
冥歩禅を抜けたら、恵林寺庭園が広がります。国の名勝指定を受けている庭園で、京都嵯峨野の天龍寺、嵐山の西芳寺(苔寺)庭園とともに、夢窓国師の代表的な築庭庭園として有名です。
自然の流れを表現した美しい造りの庭園で、春には桜が、秋には紅葉がおすすめ。いつまでもゆっくりと座って眺めていたい庭園です。
今なお人気が高い信玄公。恵林寺は武田信玄の歴史を知る上では重要なお寺です。
文化や歴史、四季折々の自然を感じに恵林寺に訪れてはいかがでしょうか。
観光情報
住所 | 〒404-0053 山梨県甲州市塩山小屋敷2280 |
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拝観時間 | 午前8:30~午後4:30(年中無休) |
拝観料 | 恵林寺 大人 500円 小・中・高 300円 信玄公宝物館 大人 500円 高校生 400円 小・中 100円 |
電話 | 0553-33-3011 |
駐車場 | あり |